口腔外科

お口まわりのお悩みに対応

口腔外科とは

口腔外科とは虫歯や歯周病以外の歯や顎、口の中、口のまわりの外傷などへの外科的処置、粘膜疾患などへの治療を行う診療科目を指します。
具体的には親知らずの抜歯、顎関節症、口内炎、腫瘍、口腔がん診断などがあたります。
スポーツや事故などで負った外傷もそのままにしていると発音やかみ合わせなどにも影響が出る恐れがありますので、医師へ相談をし、適切な治療を受けてください。

マウスピース

  • 歯ぎしり・食いしばりにお悩みではありませんか?

    歯ぎしりや食いしばりで顎が痛い…そんなお悩みはありませんか?
    当クリニックでは、マウスピースを作製しています。保険の範囲内のものは約3000円ほどで作ることができ、約1週間でのお渡しが可能です。

    スポーツマウスピースや、より患者さん個人に合わせたものをご希望の方は自費でも承っているので、お気軽にご相談ください。

  • 歯ぎしり・食いしばりの種類

    • 歯のこすり合わせ
      (グラインディング)

      あごを横方向に動かして、歯をこすり合わせるようにする行動で、一般的にいう歯ぎしりです。ギリギリと音がすることが多く、周囲の人が不快に感じることもあります。

    • 歯の噛みしめ(クレンチング)

      上下方向に歯を食いしばることで、歯に強い力がかかるのでダメージの原因になります。グラインディングのように音はしないので、周囲の人が注意することも難しい特徴があります。

    • 歯を鳴らす(タッピング)

      上下の歯を「カチカチ」と打ち鳴らすようにする歯ぎしりです。

    • TCH(tooth contacting habit)

      日常の多くの時間で上下の歯が噛み合っており、歯に力がかかり続けている状態なので、ダメージにつながることが少なくありません。「歯牙接触壁」とも呼ばれます。

  • マウスピースを使うメリット・デメリット

    • メリット

      • 就寝時に歯ぎしり・食いしばりをしているかどうかを確認できる
      • 歯が削れることを防止できる
      • 歯ぎしり・食いしばりの力を弱めることができる
      • 歯科医院での噛み合わせの調整を正しく行うことができる
    • デメリット

      • 使い始めは慣れるまで違和感がある
      • 正しく使わないと変形したり不衛生になる
      • 耐用年数には個人差がある

顎関節症

  • 顎関節症とは

    顎関節症はあごの病気です。口を開閉する時カクカクと音がしたり、痛みがあったり、口の開閉がしにくいなどの症状があり、肩こりや頭痛が出る人もいます。あごの動きに支障があると、発声がしにくいので仕事や日常のコミュニケーションが苦になりますし、食事がしにくいので生活の質が大きく低下します。顎関節症は急性の場合と慢性化している場合があります。いずれの例でも当院で対応いたしますので、一人で我慢せずに早めにご相談ください。

  • 顎関節症の症状の例

    • 顎を動かすと痛い
    • 顎を動かすと音がする
    • 口を大きく開けられない
    • 口が閉じない
    • 顎を動かすのがだるい
    • 顎が外れることがある
    • ものを噛むときに顎に痛みがある
    • 口が横にうまく開かない …など

    上記のような症状以外に頭痛や肩こり、めまい、耳鳴り、などの副症状が出る場合があります。

  • 顎関節症の治療法

    顎関節症は噛み合わせのバランスが崩れていることが原因で起こるケースが少なくありません。それを踏まえて、当院ではスプリントと呼ばれるマウスピース状の器具を使って、噛み合わせのズレを調整していきます。治療によって顎関節の位置が適切になると、自然と筋肉への負荷も減りますから、動作がしやすくなりますし痛みも緩和できます。調整を繰り返す中で、必要に応じて被せ物などを入れて噛み合わせのズレを改善することもあります。

  • 噛み合わせの重要性

    噛み合わせは全体のバランスを保っていることで、本来の機能を発揮します。噛み合わせが悪いと食事がしにくいばかりでなく、発音にも支障が出ます。また、噛む動作にかたよりがでると口を動かす筋肉にも作用して、顔の左右不均等さが目立ってくることがありますし、肩こりや頭痛を起こす人も少なくありません。さらに全身の筋肉や骨格にも悪影響が出る例も見られますので、「たかが噛み合わせ」と油断せず、早めに当院にご相談ください。

親知らず

  • 親知らずとは

    「親知らず」は一番最後に生えてくる(18~20歳くらいに生えます)ため、生える場所が残されていません。骨の中に埋まったまま出てこなかったり(埋伏歯)、横や斜めに生えてきたり(位置異常)することが多く、完全な形で生えてくる人はまれです。
    痛みがないケースもありますが、位置異常で不完全に生えた状態のままになったりすると、歯ブラシをしても手入れがしにくく、口腔内の病気などに影響する場合は抜歯をおすすめします。

    ※より専門的な治療が必要な場合は、提携の大学病院に紹介いたします。

  • 抜いた方がいい親知らずとは

    親知らずがあっても、抜くかどうか迷っている・・・という方もいらっしゃるかと思います。
    抜かなくても、痛みがなく、噛み合わせのバランスをとっているケースもありますが、以下のような症状がみられる親知らずは抜歯をおすすめします。

    • 智歯周囲炎

      親知らずは最も奥にあるので磨きにくく、斜めに生えているとさらにケアしにくい特徴があります。汚れがたまると智歯周囲炎を起こしやすく、激しい痛みも伴うので、ケアしにくい親知らずは抜歯をおすすめします。

    • 虫歯

      親知らずは磨きにくいので虫歯のリスクが高い特徴があります。親知らずがあるために手前の奥歯も虫歯になるようであれば、親知らずの抜歯をおすすめします。

    • 顎関節症へ影響

      親知らずは、噛み合わせのバランスに悪影響を与えることがあります。噛み合わせがずれるとあごに負担がかかることから、顎関節症になるケースも見られます。

    • 口臭の原因

      親知らずがケアしにくい状態にあると、食べもののカスがたまりやすく、歯周病の原因にもなるので、口臭がきつくなる可能性があります。

    • 歯並びへ影響

      狭い場所に親知らずが生えてくることで、すでに生えている歯が力を受けて、歯並びが悪くなることがあります。悪影響が強い場合は抜歯をおすすめします。

    • 半埋伏

      親知らずが部分的に表面に出ているものの、多くの部分が歯肉に埋もれている状態です。虫歯や歯周病のリスクが高いと判断した場合は抜歯をおすすめします。

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